フレンジコード貼り替え修理
アップライトピアノを長年使っていると、内部の消耗部品の交換が必要になることがあります。
バネを引っ掛けるための紐(フレンジコード)が切れてしまうと、ピアノのタッチの重さも変わり、動作が不安定になるのでトリルで音抜けしたり、ピアニッシモでの表現などがし辛くなったりと症状は出るのですが、紐が切れたままでも音は出せるので、「何か弾きにくいなぁ」と思いながら一生懸命に指のコントロールで弾こうとしていたりすることも。
趣味程度でのご使用であれば20~30年に一度位の交換が目安となります。
お客様宅での作業場所が確保できない場合はアクションのみお預かりして修理いたします。
1台交換 32,000円+税 (出張費込み)
※晴海堂ではアクションお引き取りでの修理の際に、下記の部分の不具合も点検しております。
・錆、カビ、ホコリの除去
・動作チェックにて不具合の有るものは数カ所程度であれば無料で修理
・バネの曲がり修正
・各部ネジの増し締め
【修理の様子】
これがアップライトピアノの中身
アクションと呼ばれる部分
先ずはハンマーを取り外し、大まかにホコリを取り除き、
細い溝に埋め込まれた細い紐(フレンジコード)を剥がして除去します
新しく白いコードに張り替えられたところ
各ネジの増し締め、カビ、錆、ホコリの除去をした後、
動作のチェックをしながら1keyずつ取り付けて行きます。
最終仕上げはお客様宅のピアノに戻した時に、音色とタッチを確認して、
バネの外れなどないか確認して完了です。
かなりタッチも軽快になります。
0コメント